2010年3月17日水曜日

転載:記録用 動画:筋電読唇術でクチパクをテキスト化

動画:筋電読唇術でクチパクをテキスト化: "

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頬から電気コードを垂らす男性二人。街で見かけたならあやしい人達ですが、世界最大級のITイベント CeBIT で見かけたなら、それは立派な研究者です。カールスルーエ工科大学 Tanja Shultz教授のチームが進めている、電気信号で読唇術を行う展示のひとこま。顔に9本の電気コードを取り付け、筋肉の動きから得られた電気信号から発話を認識するという仕組みです。コードの先は小型のモバイル端末に繋がっており、電気信号はモバイル端末からBluetooth経由でノートPCへ送信、PC上でテキスト認識されます。

電気信号を用いるメリットは、音声認識と異なり実際に声を出す必要がないということ。「現時点で、一般に魅力のあるものではないことは理解している」とShultz教授は言いつつ、将来的には携帯電話に組み込むことで電車内でも声を出さずに電話ができる、うるさい場所でも電話できる、あるいは自動翻訳と組み合わてクチパクを外国語の発話にすることができる、といった応用例が考えられています。教授はこの手法をサイレント・コミュニケーションと呼んでいるとのこと。

続きにはCeBITでのデモのようすを動画で掲載。口を動かすだけで文章として認識されているのが分かります。ただ残念なのは認識後、発話されるのが味のない人工音声ということです。日本の最先端技術とタッグを組んで「誰でも声優マシン」として展開してくれれば、たいへん魅力的ではないでしょうか。

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